2026年7月22日

初診時


| ■主訴 | 左上の被せ物がとれた |
| ■診断名 | むし歯による差し歯の脱落 |
| ■治療期間 | 2か月 |
| ■費用 | 33000(税込み) + 差し歯(ジルコニアセラミックス) |
診断
他院にて抜歯、インプラント宣告。
非抜歯での治療を希望された。歯肉縁下に広がるカリエスを認め、歯肉弁根尖側移動術(APF)を行ったうえでの歯冠修復を提案した。
術後


虫歯の除去及び、歯肉弁根尖側移動術(APF)を実施した。
歯肉縁上に十分な残存歯質を獲得した。
術後2週間(抜糸)


歯肉形態の安定を認める。
歯肉側の茶色の部分がご本人の歯であり、白い部分が人工の土台である。
差し歯を装着し、終了。
歯肉縁下に及ぶカリエスに対し歯肉弁根尖側移動術(APF)を行う必要性
歯肉縁下まで進行したむし歯では、むし歯を削って被せ物を装着するだけでは、良好な長期予後が得られないことがあります。
APFを行うことで、歯周組織の健康に必要なスペースを確保し、修復物の境目を清掃可能な位置に設定しやすくなります。
さらに、被せ物が健康な歯質を取り囲む「フェルール」を確保することで、歯や土台に加わる力を分散し、破折や脱離のリスクを抑えることが期待できます。
歯周外科と補綴治療を別々に考えるのではなく、最終的な被せ物の形態や残存歯質、清掃性まで考慮して治療を行うことが、歯を長期的に保存するために重要です。
※フェルールとは
歯肉縁下まで進行したむし歯では、むし歯を削って被せ物を装着するだけでは、良好な長期予後が得られないことがあります。
APFを行うことで、歯周組織の健康に必要なスペースを確保し、修復物の境目を清掃可能な位置に設定しやすくなります。
さらに、被せ物が健康な歯質を取り囲む「フェルール」を確保することで、歯や土台に加わる力を分散し、破折や脱離のリスクを抑えることが期待できます。
歯周外科と補綴治療を別々に考えるのではなく、最終的な被せ物の形態や残存歯質、清掃性まで考慮して治療を行うことが、歯を長期的に保存するために重要です。