2026年8月09日

こんにちは。志賀本通たくみ歯科・矯正歯科です。
唇の内側に、突然「ぷくっとした透明なできもの」ができたことはありませんか?
痛みがないことも多く、「口内炎かな?」「そのうち潰れるかな?」と様子をみている方もいらっしゃいます。
このような症状の一つに、粘液嚢胞(ねんえきのうほう)があります。
今回は、粘液嚢胞ができる原因や特徴、治療について分かりやすくご紹介します。
粘液嚢胞とは?
粘液嚢胞とは、唾液をつくる「小唾液腺」から出た唾液が、粘膜の中にたまることでできるふくらみです。
口の中には、唾液を出す小さな唾液腺がたくさんあります。
唇や頬を噛んだり、何らかの刺激によって唾液の通り道が傷ついたり詰まったりすると、唾液が周囲の組織にたまり、袋のようなふくらみができることがあります。
どこにできやすい?
粘液嚢胞は、特に下唇の内側に多くみられます。
そのほか、舌の裏側などにできることもあります。舌の下から口の底にかけて大きく腫れるタイプは、「ガマ腫(ラヌーラ)」と呼ばれます。
どんな見た目?
粘液嚢胞は、
・透明〜青紫色のぷくっとしたふくらみ
・表面がつるっとしている
・触るとやわらかい
・痛みがほとんどない
といった状態でみられることがあります。
大きくなったり、小さくなったりを繰り返すこともあります。
子どもにもできる?
粘液嚢胞は、お子さまにもみられる病変です。
特に、唇を噛む癖があったり、転んで唇をぶつけたりしたことをきっかけに生じることがあります。
痛みがない場合でも、なかなか治らないふくらみがある場合には、一度歯科医院で確認してもらうことをおすすめします。
自分で潰しても大丈夫?
気になるからといって、針などを使って自分で潰すことはおすすめできません。
一時的に中の液体が出て小さくなっても、原因となっている唾液腺や唾液の通り道が残っていると、再び膨らんでくることがあります。
また、傷口から細菌が入る可能性もありますので、繰り返す場合には歯科医院を受診しましょう。
粘液嚢胞の治療は?
小さな粘液嚢胞では経過をみる場合もありますが、何度も繰り返したり、長期間残っていたり、食事や会話の邪魔になったりする場合には、外科的な治療を検討します。
基本的な治療は、粘液嚢胞とともに原因となっている小唾液腺を摘出する方法です。
局所麻酔を行い、必要な範囲を切除します。
「ただのできもの」と決めつけないことも大切です
口の中には、粘液嚢胞以外にもさまざまなできものが生じます。
見た目だけでは判断が難しいものもあるため、
・2週間以上治らない
・何度も同じ場所にできる
・徐々に大きくなっている
・硬さがある
・出血する
・痛みが強い
といった場合には、早めに歯科医院や口腔外科で確認してもらいましょう。
まとめ
唇の内側などにできる「ぷくっとした透明なふくらみ」は、粘液嚢胞の可能性があります。
粘液嚢胞は、唇を噛むなどの刺激によって唾液の通り道が傷つき、唾液が粘膜の中にたまることで生じることがあります。
一度小さくなっても繰り返すことがありますので、自分で潰さず、気になる場合には歯科医院へご相談ください。
志賀本通たくみ歯科・矯正歯科では、お口の中のできものについても診察を行っています。
「これは口内炎?」「なかなか治らないけれど大丈夫?」など、気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。