2026年6月30日

こんにちは。志賀本通たくみ歯科・矯正歯科です。
お子さまのお口の中を見たときに、「上唇の裏側にある筋のようなものが気になる」「前歯の間にすき間があるけれど大丈夫?」と心配されたことはありませんか?
今回は、上唇小帯(じょうしんしょうたい)について解説します。
上唇小帯とは?
上唇小帯とは、上唇の裏側と歯ぐきをつないでいるひだ状の組織のことです。
鏡で上唇をめくると、中央に見える細い筋が上唇小帯です。
誰にでもある正常な組織ですが、位置や太さによっては歯並びやお口の機能に影響を与えることがあります。
上唇小帯が問題になるケース
上唇小帯が通常よりも太かったり、前歯の間まで深く入り込んでいたりすると、次のような症状がみられることがあります。
◇ 前歯のすき間(正中離開)が閉じにくい
◇ 歯みがきの際に痛みがある
◇ 小帯部分に歯ブラシが当たりやすい
◇ 歯ぐきが引っ張られて炎症が起こりやすい
◇ 矯正治療後に前歯のすき間が再発しやすい
特に上の前歯の間に大きなすき間がある場合、上唇小帯が関係していることがあります。
子どもの前歯のすき間は心配?
乳歯から永久歯へ生え変わる時期には、前歯にすき間ができることがあります。
これは永久歯が並ぶためのスペースとして必要な場合も多く、必ずしも異常ではありません。
そのため、小さいうちからすぐに上唇小帯を切除する必要があるわけではありません。
成長とともに自然に位置が変化し、問題がなくなるケースもあります。
上唇小帯切除術とは?
上唇小帯が歯並びや歯ぐきに悪影響を及ぼしている場合には、上唇小帯切除術を行うことがあります。
局所麻酔を行い、小帯を適切な位置まで整える比較的小さな処置です。
ただし、すべてのお子さまに必要な治療ではありません。
歯並びの状態や年齢、永久歯の生え方などを総合的に判断して治療の必要性を検討します。
ご家庭で確認してほしいポイント
次のような場合は、一度歯科医院で相談することをおすすめします。
◇ 上の前歯のすき間が大きい
◇ 上唇小帯が前歯の間まで入り込んでいるように見える
◇ 歯みがきの際によく出血する
◇ 小帯部分をよくぶつける
◇ 矯正相談を考えている
早めに確認することで、将来的な歯並びや矯正治療の計画に役立つことがあります。
まとめ
上唇小帯は誰にでもある正常な組織ですが、位置や形によっては歯並びや歯ぐきに影響を与えることがあります。
特にお子さまの前歯のすき間が気になる場合は、上唇小帯との関係を確認することが大切です。
志賀本通たくみ歯科・矯正歯科では、お子さまのお口の成長や歯並びのご相談も行っております。
「このすき間は大丈夫?」「切った方がいいの?」など気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。