2026年5月15日

実は深い「お口」と「全身」のつながり
こんにちは。
志賀本通たくみ歯科・矯正歯科です。
「歯ぐきの病気」と思われがちな歯周病ですが、実は全身の健康とも深い関係があります。
その中でも特に関係が深いといわれているのが、“糖尿病”です。
近年では、
「歯周病は糖尿病の合併症のひとつ」
ともいわれるほど、密接な関係があることがわかってきています。
今回は、歯周病と糖尿病の関係についてわかりやすくご紹介します。
歯周病とは?
歯周病は、歯と歯ぐきの間に細菌が増えることで起こる炎症性の病気です。
初期では、
・歯ぐきから血が出る
・腫れる
・口臭が気になる
などの症状があります。
進行すると、歯を支える骨が溶け、最終的には歯が抜けてしまうこともあります。
実は、日本人が歯を失う原因の第一位が歯周病ともいわれています。
糖尿病になると歯周病が悪化しやすい
糖尿病になると、血糖値が高い状態が続きます。
すると、
・免疫力が低下する
・細菌に感染しやすくなる
・傷が治りにくくなる
といった変化が起こります。
その結果、歯周病菌に対する抵抗力も低下し、歯周病が進行しやすくなるのです。
また、糖尿病の方は唾液量が減少しやすく、お口の中が乾燥することで細菌が増えやすくなることもあります。
歯周病が糖尿病を悪化させることも
実は関係は一方向ではありません。
歯周病による炎症が続くと、炎症物質が血液中に入り、インスリンの働きを弱めることがあります。
インスリンは血糖値を下げるために重要なホルモンです。
つまり、歯周病が進行すると、
「血糖コントロールが悪化し、糖尿病を悪化させる可能性がある」
と考えられています。
そのため、
・糖尿病 → 歯周病が悪化しやすい
・歯周病 → 糖尿病が悪化しやすい
という“悪循環”が起こることがあります。
歯周病治療で血糖値改善が期待できることも
近年では、歯周病治療を行うことで、血糖コントロールの改善が期待できるという報告もあります。
歯ぐきの炎症を減らすことで、体全体の炎症反応が落ち着き、インスリンが働きやすくなる可能性があるためです。
そのため、糖尿病の治療では、内科だけでなく歯科でのお口の管理も重要とされています。
こんな症状はありませんか?
以下のような症状がある方は、歯周病の可能性があります。
・歯ぐきから血が出る
・朝起きると口の中がネバつく
・口臭が気になる
・歯ぐきが下がってきた
・歯がグラグラする
特に糖尿病の方は、症状が軽いうちからのケアが大切です。
歯周病予防のために大切なこと
毎日のセルフケア
歯ブラシだけでなく、フロスや歯間ブラシも使いましょう。
定期的な歯科検診
歯石や歯周ポケットの管理は、歯科医院でのケアが重要です。
血糖コントロール
生活習慣を整え、糖尿病の管理を行うことも歯周病予防につながります。
まとめ
歯周病と糖尿病は、お互いに悪影響を与え合う関係があります。
「歯ぐきの腫れくらい大丈夫」と放置せず、お口の健康を守ることが全身の健康にもつながります。
特に糖尿病をお持ちの方や、健康診断で血糖値を指摘された方は、ぜひ一度歯周病チェックを受けてみてください。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。