2025年11月14日

──噛みしめ・歯ぎしり・エラ張りに効果的な新しい選択肢
ボトックスと聞くと「美容クリニック」のイメージが強いかもしれません。
しかし近年では、歯科医院でのボトックス治療が一般的になり、噛みしめ癖・歯ぎしり・顎関節症・エラの張りなど、口周りの機能的なトラブルの改善に用いられています。
■ なぜ歯医者でボトックス?
ボトックスは「表情シワを薄くする薬」というイメージがありますが、
本来は筋肉の動きを弱める薬です。
歯ぎしりや食いしばりの主因となる「咬筋(こうきん)」が過度に発達していると、
・顎の疲れ
・エラの張り
・頭痛
・詰め物がよく外れる
などのトラブルにつながります。
そこで、咬筋にボトックスを注射すると、筋肉の過剰な緊張がやわらぎ、
歯ぎしり負荷の軽減・顎関節の負担軽減・エラの縮小効果が得られます。
■ 期待できる効果
歯ぎしり・噛み締めの軽減
顎関節症の症状緩和(痛み・だるさ)
咬筋の張りが和らぎ、フェイスラインがすっきり
詰め物・被せ物の破損リスクを減らす
頭痛や肩こりの改善につながる場合も
歯ぎしり治療はマウスピース(ナイトガード)が一般的ですが、
マウスピースだけでは改善しない方の“第二の選択肢”として注目されています。