2026年2月03日

「先欠(せんけつ)」とは、正式には 先天性欠如(せんてんせいけつじょ) といい、生まれつき歯の本数が足りない状態を指します。永久歯や乳歯のいずれにも起こることがあります。今回は、先欠の特徴と治療・ケアのポイントを解説します。
1. 先欠の原因
先欠は、歯の発生に関わる遺伝子や成長の過程の影響で起こることが多いです。
遺伝的な要因が強く、家族内で同じ症状が見られることがある
他の先天的な症状(唇顎口蓋裂など)と関連する場合もある
最も多く見られるのは 下顎前歯の側切歯 や 第三大臼歯(親知らず) の欠損です。
2. 先欠があるとどうなる?
歯が生まれつき少ないと、さまざまな影響があります。
咀嚼や発音への影響
前歯や奥歯が足りないと、食べ物を噛みにくかったり、発音が不明瞭になることがあります。
歯並びや咬み合わせの乱れ
歯の本数が足りないと、周囲の歯が傾いたり、隙間が広がることで歯列全体に影響します。
審美的な影響
前歯の欠損は見た目にも影響し、本人のコンプレックスになることがあります。
3. 先欠の治療・対応
先欠は単に放置するのではなく、年齢や症状に応じて適切に対応することが大切です。
矯正治療
欠損部分のスペースを整えたり、周囲の歯を動かして噛み合わせを改善します。
補綴(ほてつ)治療
欠損部に ブリッジや入れ歯、インプラント を入れることで、咀嚼機能と審美性を回復できます(年齢により選択肢が変わります)。
定期的な歯科検診
成長に伴い歯列の変化を確認し、早めに対応することが重要です。
4. まとめ
先欠は珍しい症状ではなく、乳歯・永久歯ともに比較的よく見られます。放置すると歯並びや噛み合わせに影響することがあるため、早めの対応が大切です。
歯の本数が少ないのは先天性の可能性がある
咀嚼・発音・歯並びに影響することがある
矯正や補綴治療、定期検診で将来の問題を防げる
お子さんの歯や自分の歯で「本数が足りないかも」と感じたら、まずは歯科での相談をおすすめします。