2025年10月21日

知覚過敏は歯肉退縮(歯茎が下がる)、歯の破折・亀裂、歯の咬耗(すり減り)、歯ぎしり・食いしばりなどの影響で歯のエナメル質がすり減り、象牙質が露出することで引き起こされます。
【治療法】
⚫︎コーティング剤の塗布をする
露出した象牙質を薬剤でコーティングすることで、歯髄(歯の神経)に刺激を伝わりにくくします。
ただ、コーティング剤は数ヶ月で剥がれてしまうため、定期的な処置が必要になります。
⚫︎フッ素を塗布をする
フッ素は歯質を強化する作用があり、知覚過敏の症状を抑える効果が期待できます。
⚫︎詰め物(レジン充填)をする
象牙質が露出している部分を歯科用プラスチックのレジンで詰めます。
露出した象牙質をレジンで覆うことで、外的刺激から保護し、知覚過敏の症状を改善します。
⚫︎ナイトガード(マウスピース)
歯ぎしりや食いしばりが原因となっている場合は、歯のダメージを軽減するために、ナイトガードを装着します。
⚫︎歯周病の治療
歯周病が原因で歯茎が下がっている場合は、歯周病の治療を行います。
⚫︎神経をとる
上記の治療でも改善しない場合、神経を取ることを検討します。
歯がしみる場合、知覚過敏が原因となっているケースが多いですが、虫歯が原因になっていることも多くあります。しみる症状がある場合は、虫歯である可能性も高いので、知覚過敏だと決めつけずに、一度歯科医院を受診しましょう。