2025年10月18日

虫歯が痛くならない限り歯医者に行かない、という方も少なくありません。しかし、歯の健康を保つためには「定期検診」がとても重要です。では、実際のところ定期検診ではどんなことをしているのでしょうか?今回は、歯科医院で行われる主な検診内容について詳しくご紹介します。
1.口腔内のチェック
まず行われるのが、お口全体のチェックです。虫歯の有無、歯ぐきの腫れ、出血、歯のぐらつき、詰め物の状態などを細かく見ていきます。
2.歯周病の検査
歯周ポケット(歯と歯ぐきの間)の深さを測り、歯周病の進行具合を調べます。歯周病は自覚症状が少ない病気ですが、放っておくと歯を失う原因にもなりかねません。
3.歯のクリーニング
専用の器具を使って、歯石やプラーク(歯垢)を除去します。毎日のブラッシングでは取り切れない汚れをしっかり落とすことで、口腔内を清潔に保ちます。
4.ブラッシング指導
一人ひとりの歯並びや磨き癖に合わせて、適切な歯磨き方法を説明します。普段のセルフケアの質を高めることで、虫歯や歯周病の予防につながります。
5.必要に応じたレントゲン撮影
目視だけでは確認できない歯の根の状態や、顎の骨の異常、埋まっている親知らずなどをチェックします。年に1回程度の撮影を行うことが一般的です。
歯の定期検診は、単なる「虫歯チェック」ではありません。
虫歯や歯周病は1年も放置すると進行しやすくなります。
定期的な検診によって、早期のトラブルを発見し、予防ケアや治療を行うようにしましょう。
3ヶ月から半年に一度、自分の健康を守る習慣として、ぜひ検診を受けてみてください。