2026年1月18日

小さな子どもにとって、乳歯はやがて生え変わるものだから「虫歯になっても大丈夫」と思う方もいるかもしれません。しかし、乳歯の虫歯はそのまま放置すると、永久歯にさまざまな影響を及ぼすことがあります。今回はそのリスクについて解説します。
1. 永久歯の生え方に影響する
乳歯の虫歯が進行すると、乳歯を早く失うことがあります。
乳歯が早く抜けると、永久歯が正しい位置に生えにくくなる
歯並びが乱れる原因になり、将来的に矯正が必要になることも
逆に、虫歯によって乳歯が長く残る場合も、永久歯の生えるスペースが確保できず、歯列に影響することがあります。
2. 永久歯に虫歯をうつすリスク
乳歯の虫歯菌(ミュータンス菌など)は口の中で活動を続け、永久歯が生えてくる際に感染源になることがあります。
永久歯が生え始めるときに虫歯になりやすい
乳歯のうちから口腔内環境を整えることが、永久歯の健康維持につながる
3. 永久歯の質や色への影響
乳歯の虫歯がひどくなると、歯の根や周囲の骨に炎症が広がることがあります。その場合、下に控える永久歯の発育に影響し、
永久歯の形成不全
歯の色が変わりやすくなる
エナメル質が弱くなる
といったリスクが報告されています。
4. お口全体の健康への影響
乳歯の虫歯を放置すると、痛みや噛みにくさから食事が偏ったり、発音や咀嚼に影響することがあります。これも間接的に、永久歯の健康や歯並びに悪影響を及ぼす可能性があります。
まとめ
乳歯は「いずれ抜ける歯」と思われがちですが、虫歯を放置すると永久歯にまで影響することがあります。
乳歯の虫歯は早期発見・早期治療が重要
正しいブラッシング習慣と定期的な歯科検診で乳歯を守る
乳歯の健康が、永久歯の健康・歯並びを守る第一歩
お子さんの乳歯の虫歯は、将来の歯を守るためにも軽視せずにケアすることが大切です。