2025年10月19日

冷たいものを飲んだ時などに、歯がしみる症状を感じる場合「知覚過敏」の可能性があります。
【知覚過敏とは】
歯の表面組織はエナメル質で覆われています。エナメル質の下の層には象牙質が歯の神経を守るように存在します。知覚過敏は、何らかの原因で象牙質が露出すると、刺激が象牙細管と呼ばれる細い管から神経に直接伝わり、痛みを感じます。
【知覚過敏の原因】
知覚過敏の原因として、歯肉退縮(歯茎の下がり)、歯周病、歯の亀裂、破折、歯の咬耗(歯のすり減り)、歯ぎしり、食いしばりなどがあります。
【虫歯との違い】
知覚過敏は、歯ブラシの毛先が触れたり、冷たいものや温かいものなどを食べたときなどに、「キーン」と歯がしみるような痛みが出ます。
虫歯とは違い、痛みの感じ方は一過性で、冷たいものや歯ブラシの刺激など受けたときに痛みを感じ、刺激がなくなれば痛みもなくなります。
一方、虫歯であった場合は、歯が痛み出すと慢性的に症状が継続します。
歯がしみる、歯が痛いと感じる症状は、知覚過敏だけでなく虫歯であった場合も現れるため、自己判断が難しい場合が多いです。虫歯であった場合は、放置することによって進行し、大きな治療が必要になってしまう可能性があります。初期段階ではわかりにくいため、自己判断せず、歯科医院でよく相談して、適切な処置を受けましょう。
歯医者では知覚過敏なのか虫歯なのかといった診察も行われています。
歯がしみるという相談だけでも受け付けています。不安点があればお気軽にご来院ください。